物語ごと、贈るギフト
ギフトを選ぶとき、私たちは何を見ているのだろう。
パッケージの美しさ、リボンの色、相手が喜ぶかどうか——
そういった「見える部分」に目がいくのは自然なことだ。
でも、その箱の中に詰められている形だけではないもの。
誰かへの想い、時間、そして選んだ理由。
そのすべてが、贈り物というかたちになって手渡される。
Rawtoのギフトセットは、ただ商品を箱に詰めたものではない。
ひとつひとつの要素に、理由がある。
そしてその理由は、私たちが日々大切にしている想いと、自然に繋がっている。
今日は、このギフトセットについて、少し深く話してみたいと思う。
想いを形にする言葉。
メッセージシールは、3種類のメッセージから選べる。
「THANK YOU」「HAPPY BIRTHDAY」「FOR YOU」。
そして自分の想いを自由に書き添えられるスペースがある。
あなたの気持ちを言葉に。
シールにメッセージを一言添えれば、世界で一つだけのギフトに。
リボンが語る、もうひとつの物語。
ギフトボックスにメッセージと共に添えられたリボン。
このリボンにもストーリーがある。
このギフトセットのリボンは、シャツから生まれた。
誰かが袖を通していたシャツ。
役目を終えた衣類。
丁寧に裁断し、リボンとして生まれ変わらせている。
「古着のリボン」と聞くと、少し驚かれるだろうか。
私たちは、「終わり」を「終わり」にせず、また、新しい役目を与えた。
リボンとして、また誰かの大切な瞬間に寄り添う。
そう思うと、そこにはただの飾り以上の温もりがあるように感じられる。
森に還った命は土に還り、また新しい芽を育てる。
そういう循環を、私たちは日々の暮らしの中でも大切にしたいと思っている。
見た目だけじゃない、背景ごと贈る。
ギフトセットの中には、無添加の鹿肉ふりかけとジャーキーが入っている。
これは、京都・舞鶴の森で捕獲された野生の鹿から作られている。
森で増えすぎた鹿。
農作物を荒らし、生態系にも影響を与える。
猟師さんが向き合う現実。
獣害対策で失われる命を尊び、その恵みを無駄にしない。
鹿肉そのものを、そのまま丁寧に加工する。
添加物も、着色料も、保存料も使わない。
そして、その命を無駄にしないために、私たちができること。
ギフトという形で誰かに贈るとき、その背景まで一緒に届けられたらいいと思った。
ただ「美味しい」だけじゃない。
そこに至るまでの物語を知ることで、一口のジャーキーが、少し違う意味を持つかもしれない。
愛犬の健康を願う気持ちと、自然との向き合い方と、地域の暮らしを支えること。
それらが静かに重なり合う場所に、このギフトはある。
贈るという行為が持つ、もうひとつの意味。
「相手に喜んでもらいたい」から贈り物をする。
でも、贈るという行為には、もうひとつの側面があるのではないかと思う。
それは、「選ぶ相手のことを想う」という時間。
何を贈るか考える時、その人のことを思い浮かべること。
どんな顔をするだろうと想像すること。
Rawtoのギフトセットを手に取ったとき、白いシールに何を書こうか考える。
贈る前の、静かな対話。
想いを言葉に。
贈る相手を想う時間になる。
それらはすべてが、ギフトを「ただの物」から「贈り物」に変えるのだと思う。
ひとつの箱から、静かに広がるもの。
このギフトセットを作るとき、私たちが考えていたのは、
「どうしたら喜んでもらえるか」
だけではなかった。
「どうしたら、贈る人も、受け取る人も、
そしてその向こう側にいる自然や地域の人々も、みんなが少しずつ幸せになれるか」
——そんなことを、ずっと考えていた。
だから、リボンは再利用の布を選んだ。
シールには想いを託す余白を残した。
中身には、森の恵みから生まれた、命への敬意が込められたジャーキーを入れた。
ひとつの箱から、静かに広がっていくもの。
それは、愛犬への想いだけではなく、自然への敬意であり、未来への小さな一歩でもある。
贈り物を通じて、やさしさが循環していく。
そんな世界を、少しずつ育てていけたらと思っている。
背景ごと、物語ごと、贈るギフトを愛犬へ。
そして、その向こうにある自然へ。
贈るという行為が、静かな対話になりますように。