ブラウザゲーム『やまのこえ』タイトル画面。ドット絵で「やまのこえ」の文字 ブラウザゲーム『やまのこえ』タイトル画面。ドット絵で「やまのこえ」の文字

犬のごはんをつくる私たちが、鹿と人のゲームをつくりました。

鹿肉ドッグフードのRawto(ロウトゥ)が、鹿と里の“いま”に触れられる無料ブラウザゲーム『やまのこえ』を公開しました。舞台は京都・舞鶴。村人と話しながら、鹿と人のあいだで起きていることを7分ほどでたどれます。ゲームに出てくる数字は、農林水産省や環境省の公表資料をそのまま出典として添えました。

ドッグフードと、ドット絵のゲーム。畑違いに見えるかもしれません。その意外さこそ、私たちが選んだ入り口です。理由は、この記事の中でお話しします。

無料・登録不要・スマートフォン可。まずは遊んでみてください。
▶ 『やまのこえ』を遊んでみる

『やまのこえ』とは

『やまのこえ』とは、Rawtoがつくった、鹿と里のことをテーマにしたブラウザ完結型のドット絵RPGです。プレイヤーは京都・舞鶴の村を歩き、農家・語り部・猟師・職人など12人の声を集めながら、「なぜ鹿が里に下りてくるのか」「捕らえた命はどこへ行くのか」を知っていきます。所要はおよそ7分。ダウンロードも会員登録も不要で、このページのリンクからそのまま始められます。

つくるうえで、いちばん気をつけたのは、驚かせないことでした。血の描写も、かわいそうを煽る演出もありません。淡々と、事実と数字を並べる。感じ方も、次の一歩も、遊んだ人にゆだねる。命にふれるテーマだからこそ、そういうつくりにしています。

なぜ、犬のごはんのブランドが「ゲーム」なのか

ゲーム内の京都府舞鶴市の地図。海と山がとなりあう港町
物語の舞台は、海と山がとなりあう港町・京都府舞鶴市。

鹿と里の話は、少しだけ、とっつきにくい。数字を並べた資料を渡しても、関心のない人の手は、なかなか止まりません。「またその手の話か」と、そっと置かれてしまう。けれど私たちがいちばん届けたいのは、まさにその「まだ知らない人」です。

だから、入り口を変えました。読むのではなく、歩く。説明されるのではなく、村人に話しかけて、自分で見つける。ゲームという形は、ちょっと重い話を、興味のドアの前まで運ぶための乗り物です。ブランドとの親和性が薄いなら、その意外性を、立ち止まる理由に変えればいい。私たちは、そう考えました。

Rawtoは、畑を守るために捕獲された鹿の命を、犬のごはんとして活かすブランドです。その活動の根っこにある「舞鶴で、いま何が起きているか」を、商品を手に取る前の人にも知ってほしい。売るためではなく、知ってもらうために、私たちはゲームをつくりました。

ゲームで触れる、舞鶴の「ほんとうの話」

やまのこえのゲーム画面。ドット絵の村を歩き村人に話しかける
村人に話しかけながら、12の「こえのかけら」を集めていく。

村を歩くと、数字が刻まれた石碑に出会います。どれも出典つきです。

ゲーム内のデータのいしぶみ。全国の農作物被害額164億円、うち鹿が70億円という数字と出典
ゲーム内の「データのいしぶみ」。登場する数字はすべて、公的資料の出典つき。
  • 畑の被害は、全国で年間164億円。野生鳥獣による農作物被害額(令和5年度)で、うち鹿が70億円を占めます。(出典:農林水産省「令和5年度 全国の野生鳥獣による農作物被害状況」)
  • それでも、鹿は年間およそ74万頭が捕獲されています。数を追うだけでは解決しない現実があります。(出典:環境省 鳥獣関係統計)
  • 背景には、推定およそ246万頭という個体数。狼が消え、山に入って手入れをする人が減り、里が「食べ物のある場所」になりました。(出典:環境省「ニホンジカ及びイノシシの個体数推定等の結果」令和4年度末)

そして、いちばん知ってほしい数字がこれです。捕獲された鹿の、約74%は食べられずに埋設・焼却されています。年間74万「頭」が捕らえられ、その約74「%」が、ジビエとして食卓に届くことなく土へ還る。里を守るために獲った命の、ほとんどが活かされていないのが現状です。(出典:国立環境研究所ほか『有害鳥獣の捕獲後の適正処理に関するガイドブック』2024改訂)

この最後の数字が、Rawtoの出発点です。その一部でも、丁寧に活かせないか。私たちの仕事は、ここから始まりました。

遊び方

ゲーム内の案内人との対話シーン。舞鶴を紹介するセリフ
「ここは京都府の北のはし、日本海に面した港町・舞鶴や。」

まず『やまのこえ』のページを開き、「ぼうけんを はじめる」を押します(音が出ます。「音なしで はじめる」も選べます)。あとは矢印か画面タップで村を歩き、村人に「はなしかける」だけ。12の声を集めて、みなとを目指します。パソコン・スマートフォンのどちらでも遊べ、出てくる数字はすべて出典が確認できます。

ゲームの終わりに

みなとにたどり着くと、店主がこう聞きます。「あなたにできる一歩は?」

答えは、ひとつではありません。知って、忘れないこと。一度、試してみること。誰かに、伝えること。どれを選んでも、物語はあなたに小さな鍵を渡します。その鍵で開くのは、舞鶴の鹿でつくった、ワンコイン(¥500)の鹿肉ジャーキー。無添加・鹿肉100%の、はじめのひと口です。

知ることは、いちばん静かな、はじめの一歩。私たちは、そう考えています。

Rawtoの思い

これは、鹿だけの話ではありません。ゲームの中で賢者が語るように、その根っこには、山あいのまちの人口減と高齢化があります。獲る人がいなくなり、山と里の境目が曖昧になる。だから鹿は、平気でまちまで下りてくる。地域と、日本の食の話とも、地続きです。

一頭の鹿の命を、犬のごはんとして最後まで活かす。小さな循環ですが、続けることに意味がある。Rawtoの合言葉は「長く付き合いたい」。『やまのこえ』は、その循環の入り口に置いた、一枚の扉です。

理由のある、ひと口を。 ― Rawto 京都・舞鶴

▶ 『やまのこえ』を遊んでみる(無料・7分)
▶ ワンコインのお試しから見てみる

よくある質問

『やまのこえ』は無料で遊べますか?

はい。ブラウザで無料で遊べます。ダウンロードや会員登録は不要で、所要はおよそ7分です。

スマートフォンでも遊べますか?

遊べます。パソコン・スマートフォンのどちらにも対応し、矢印キーまたは画面タップで操作します。

どんな内容のゲームですか?

京都・舞鶴を舞台に、村人と話しながら、鹿と里の“いま”を知っていく短編RPGです。登場する数字は、農林水産省・環境省などの公的資料が出典です。

なぜドッグフードのブランドがゲームをつくったのですか?

鹿と里の背景を、文章だけでは届きにくい人にも知ってほしいからです。Rawtoは畑を守るために捕獲された鹿の命を犬のごはんとして活かすブランドで、その活動の根っこを共有するためにつくりました。

ゲームとRawtoの商品は、どう関係していますか?

捕獲された鹿の約74%は、食べられずに埋設・焼却されています。その一部を、無添加・鹿肉100%のごはんとして活かすのがRawtoです。ゲームの最後では、ワンコイン(¥500)のお試しにつながります。

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父の日の、家族の時間

ありがとう。 その言葉を、あらためて伝えるのは少し照れくさいけれど。 毎日の散歩も。何気ない会話も。愛犬を見つめるやさしいまなざしも。 きっと、大切な時間の積み重ね。 父の日に。 愛犬と分け合う、やさしいひと口を贈りませんか。
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