めぐる季節とともに 2025年の御礼と想い
春には芽吹き、
夏には力強く、
秋には実り、
そして冬には静けさがやってくる。
季節がひとつひとつ積み重なり
今年もいつの間にか冬の静けさに包まれている。
葉が落ちた街路樹、透き通った蒼い空。
Rawtoを始めてから、私たちはこの当たり前のようにめぐる季節を、
以前よりもずっと深く感じるようになったような気がしている。
季節とともに、森の恵みを受け取る
京都・舞鶴の山々では、いま静かに冬が訪れている。
春、山は一斉に芽を吹き、木々は柔らかな緑を纏い始める。
小さな命が目覚め、森全体が呼吸を始めるような季節。
その時期、獣たちもまた活動を始め、里との境で様々な出会いがある。
夏になれば、森は深く濃く色を変える。
葉が茂り、蝉の声が響き、生命の力強さが空気の中に満ちる。
気温が高くなると、鹿たちも活発に動き回り、
その存在はより身近なものになる。
秋は実りの季節だ。
栗やどんぐりが地面に落ち、森は収穫を迎える。
同時に、獣害対策の現場でも、最も多くの命と向き合う時期でもある。
失われる命がある一方で、その恵みを無駄にしないために、
私たちは一頭一頭を大切に扱う。
そして冬。
森は静まり、冷たい空気が澄んでいく。
鹿たちの動きもゆるやかになり、雪がうっすらと積もる日もある。
この静けさの中で、私たちは今年一年を振り返る。
Rawtoが届けてきたのは、こうした季節の中で育まれた命だ。
森の恵みそのものと言ってもいい。
「選んでいただいた」という、小さな奇跡
今年も、たくさんの方がRawtoを選んでくださった。
インスタグラムで写真に「いいね」をくださったり、
ウェブサイトに足を運んでくださったり。
商品を手に取り、愛犬に与えてくださった方もいる。
その一つひとつが、私たちにとっては本当にありがたい出来事だった。
世の中にはたくさんのペットフードがある。
有名なブランドもあれば、新しい挑戦をしている小さなブランドもある。
その中で、Rawtoを見つけてくださり、
「これを試してみよう」と思っていただけたこと。
それは決して当たり前のことではないと思っている。
選ぶという行為には、意志がある。
何かを信じて、手を伸ばす行為だ。
「無添加がいい」
「自然のものを与えたい」
「アレルギーに配慮したい」
理由は人それぞれだろう。
けれども、どんな理由であれ、
その選択の先に愛犬の幸せを願う心があることは共通している。
私たちはそのことを忘れない。
選んでいただいた一つひとつの行為が、実は命のめぐりを支えている。
獣害対策で失われた命を尊び、その恵みを愛犬の健康と幸せにつなげるという、
Rawtoの根幹にある想い。
それが、皆さんの選択によって、現実のものになっている。
日常の中にある、小さな繋がり
時折、商品を購入してくださったお客様からメッセージが届くことがある。
「いろいろ試して食べてくなかった子が、Rawtoは食べてくれました。」
いただいた文章の、その裏にあるであろう日々のことを想像すると、胸が熱くなった。
私たちが商品と共に届けているのは「安心」。
愛犬に何を与えるか。
それは、毎日の小さな選択の積み重ねだ。
忙しい朝に、疲れた夜に、それでも愛犬のことを想って選んでいる。
その選択の中にRawtoがあるということが、
私たちにとっての喜びであり、責任でもある。
Rawtoという存在は、決して大きくはない。
でも、誰かの日常の中で、小さな役割を果たせているのなら、
それは本当に幸せなことだと思う。
自然と人、犬が共に生きるということ
年の瀬を迎えた今、今年はどんな年だったかと考える。
Rawtoとして私たちが考えるのは、
「自然と人、そして犬が、どうすれば共に生きていけるか」ということだ。
獣害対策は、必要なことだ。
農作物を守るために、地域の安全を守るために、それは避けられない。
でも同時に、そこで失われる命があることも事実だ。
だからこそ、その命を無駄にしたくないという想いがある。
森で育った鹿の肉を、丁寧に扱い、愛犬の食事として届ける。
ただそれだけのことだけれど、その過程には多くの人の手が関わっている。
私たちRawtoの商品に携わる全ての人が、
命を尊ぶ気持ちで繋がっている。
愛犬に食事を与える飼い主さんも、その一員だ。
Rawtoを選んでくださることで、獣害対策の現場と、愛犬の暮らしが繋がる。
森の命が、家庭の幸せに繋がる。
それは、ささやかだけれど確かな「共生」の形なのではないかと思う。
人間だけが幸せであればいいわけではない。
犬だけが満たされていればいいわけでもない。
森の生態系もまた、大切に守られるべきものだ。
そのすべてが、少しずつバランスを取りながら、共に生きていく。
ありのままの命を、ありのままに
「Raw」という言葉には、「自然のまま、ありのままの状態」という意味がある。
私たちは、命をそのまま受け取り、そのまま届けたいと思っている。
余計なものを加えず、自然が与えてくれた恵みを、できるだけそのままの形で。
無添加であること、保存料を使わないこと、ヒューマングレードの品質であること。
それはこだわりだけではなく、命への敬意の気持ち。
森で生きた鹿が、誰かの愛犬の健康を支える。
その過程に、嘘や誤魔化しがあってはいけないと思っている。
だから私たちは、ありのままの品質を大切にする。
2025年、私たちはそのことを改めて確認しながら、日々を重ねてきた。
もうすぐ、新しい年が来る
年の瀬の静かな時間。
今年もあと少しで終わる。
そして来年もまた、季節はめぐる。
春が来て、夏が来て、秋が来て、冬が来る。
その中で、私たちは変わらず森の恵みを届けていきたい。
その恵みが誰かの大切な愛犬の幸せに繋がるなら、
それ以上の喜びはない。
インスタグラムで投稿を見てくださった方。
ウェブサイトに訪れてくださった方。
実際に商品を試してくださった方。
そして、愛犬と一緒に日々を過ごしながら、
少しでもRawtoのことを想ってくださった方。
2025年、Rawtoを通じて出会えた皆さんに心から感謝します。
本当に、ありがとうございました。
どうか、よい年末をお過ごしください。
また来年、季節がめぐる中、お会いできることを楽しみにしています。