テクノロジーで進化する狩猟
Rawtoのメンバー、
猟師のイズミさんへのインタビュー記事。
狩の話を聞きました。
狩においてもデジタル技術の活用が必要不可欠。
「昔はね、犬に無線機をつけて、
アンテナの反応で獲物の位置を把握してたんだ。」
GPSがまだ一般的でなかった少し前、
犬には無線機をつけて獲物を追わせ
受信する信号で位置を確認していたそうです。
最近では、猟師も猟犬も全員がGPSをつける。
また、犬の首輪にはマイクもつけ、
マイクが拾う音やGPSで犬の移動スピードを確認することで、
犬が追いかけている獲物がわかるという。
GPSで犬や仲間の位置を把握し、
連絡を取り合い、連携して獲物を狩るのだ。
「最近はGPSのおかげで、
犬がどこにいるか把握できるようになった。」
イズミさんのパートナーであった猟犬は非常に忠実で、
舞鶴のインター近くの山で放した犬が
国道も川も超え、
綾部の山まで猪を追い続けたことがあったそうです。
「綾部まで犬を迎えに車で行ったよ。
GPSがなかったら、途方に暮れていただろうね。」
猟師にとって猟犬は大事なパートナー。
猟犬が狩猟中に山で行方不明になることは
決して珍しいことではないと言います。
猟犬の安全確保は常に大きな懸念事項。
今はこんな笑い話にできているのは
GPSのおかげだと話してくれました。