命がけの狩猟体験談!熊との遭遇
Rawtoのメンバー、猟師のイズミさんに聞いた
狩の現場での体験談を紹介します。
場所は舞鶴西インター近くの池内の山。
岩の窪みが雨風をしのぎ、
動物が寝るのに最適な天然のシェルターのような場所があります。
その日も何かいないかとその場所へ行ったそうです。
「まさか熊がいるとは…」
猪や鹿を期待していたのに、居たのは熊だったのです。
「終わった…」
目が合った時、イズミさんがそう思った次の瞬間には、
反射的に手にしていた銃を構えます。
生きるか死ぬかの場面に直面し、
恐怖と焦りで手は震え、
狙いを定めることすらままなりません。
イズミさんがその時撃った弾は運よく熊にあたったけれども
致命傷を与えるものではなかった。
その日使用していた銃は射撃用で
2発撃つと弾を入れ替えないといけないものでした。
「このままでは、やられる!」
一瞬の隙も許されない状況でそう思ったイズミさんは、
すぐにナタに持ち替えます。
最後の手段。
ナタを手にしたイズミさんは、
何と、自ら熊の心臓を刺しに行ったのです。
「そうしないと自分がやられる。
もう、どうせやられるなら刺しに行けと
その時はただひたすら夢中で
熊を刺すことしか考えられなかった。」
その時のことをそう話してくれました。
結果、生死を分ける命がけの場面で
イズミさんは熊を仕留めたのです。
これは猟師を始めて2年目に遭遇した出来事だったそうです。